コールセンター勤務でなりやすい、いわゆる職業病ってあるのでしょうか?
私用の電話でも、つい「かしこまりました」などと言ってしまうクセのようなものではなく、心身に何らかの不調が生じやすいかということです。
今回はメンタルではなく、身体的な不調について考えてみたいと思います。
難聴になりやすい?
よく言われるのが、一日中ヘッドセットをつけて電話応対をしているので、耳が疲れたり、難聴になったりするのではないかということです。
個人差もあるかもしれませんが、意外とそうした不調は少ないようです。
同僚のオペレーターからも聞いたことはありません。
大音量の音楽を聴き続ければ、そういった心配もあるでしょうが、人の声はそれほど負担にならず、お客さまの声が大きいときは適当な音量に調整できます。
むしろ、ヘッドセットをつけていることで、頭が締め付けられている方が気になりますね。
目がぁ~
多くのオペレーターが訴えるのが、耳よりも目の疲れです。
終日、PC端末の画面で、お客さま情報などの細かい文字を、必死で読んだり探したりしていますので、とても目が疲れます。
私も、もともと近視で目が疲れやすいので、何日か連続した勤務の場合、夜になると目がとろけそうになってしまいます。
視力もさらに落ちているかもしれません。
せめて目によいと言われているPC用のメガネをかけたりすれば、少しはましになるのかなとも思います。
眼精疲労を少しでも予防するためには、電話を待っているレディタイムは目を閉じて休めたり、休憩時間もスマートフォンばかり見ないで、遠くを眺めるとよいのでは。
ディスプレイを凝視しているとドライアイ気味になるので、目薬をさしているオペレーターも結構います。
のど飴は必須です
電話応対で耳と並んでよく使うのがノド(喉)です。
ずっと話していますので、ノドが疲れるというよりも、乾燥してきて痛くなってしまいます。
ノドが痛いときに電話するというのは、本当に大変です。
痛いとセキが出てしまいますので、会話中にはセキを何とかガマンしようと地獄の苦しみになります。
これが一番ツライですね。
ガマンの限界を超えて、突然咳き込んでしまい、お客さまに「大丈夫ですか」と声をかけられたりすることもあります。
このようにならないために、電話の合間には水やお茶を飲んでノドを潤します。
のど飴もよく舐めますので、常備しています。
とくに冬場は乾燥しているので、要注意です。
座りっぱなしだと
コールセンターに限らず、事務系の仕事全般に共通するのが、腰痛ではないでしょうか。
コールセンターでは、休憩回数や時間が限られていますので、用もないのに席を立つことが難しいです。
普通の事務職に比べて、長い時間、座り続けることになります。
幸いにも、上質なOAチェアを使っているコールセンターが多いので、よくあるスチールの事務イスよりは腰によいとは思います。
それでも、座っている時間が長いので、それなりに負担がかかってきます。
午後になり疲れてきたときに、足を組んだり、足を投げ出してお尻が前の方にずれた姿勢になると、かえって腰に負担がかかり、腰痛になりやすくなります。
よい姿勢で座り、ときどき座りながらでもできる軽いストレッチなどをするとよいでしょう。
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