コールセンターの仕事は、お客さまと電話で話すことです。
電話で話すと言っても、大きく二つあります。
お客さまから電話を受ける仕事と、お客さまに電話をかける仕事です。
多くのコールセンターでは、どちらかの仕事だけですが、業務によってはどちらも行うところもあります。
電話を受ける仕事
電話を受けることを、受信、受電、インバウンドなどと呼びます。
企業などのお客さまセンターが代表的なものです。
多くの企業には、顧客や消費者向けのコールセンターがあり、個人のお客さまや企業からの注文や申し込み、問い合せ、苦情などを受け付けます。
業種もとても多く、内容も簡単なものから複雑なものまで、さまざまです。
身近なところで、テレビのショッピング広告の受付は、比較的簡単な受電業務と言えるでしょう。
対して、パソコンやスマートフォンなどのテクニカル・サポートでは、専門的な知識が必要です。
いずれにしても、どんな電話にも応えられるように、かける仕事よりも覚えることは多めになります。
電話をかける仕事
電話をかけることを、発信、架電、アウトバウンドなどと呼びます。
こちらから顧客や名簿リストの人に電話をして、案内や営業などをします。
とくに、何らかのサービスや商品の営業で電話をする仕事を、テレアポ(テレフォンアポインター)とも言います。
「数打てば当たる」方式で、かけた数が重視されることが多く、1時間に数十本から100本以上のノルマがあることも。
迷惑電話として、かけた途端に切られたり、文句を言われることもよくあります。
テレアポの場合は、受けることに比べると、話すことが前もって限られているため、覚えることは少なめです。
発信には、そのほかにも、料金等の督促をしたり、書類や申し込みの確認などの業務もあります。
とくに督促業務は、辛いことも多いようです。
さらに、政府や自治体の意識調査や、商品・サービスの使用状況の市場調査での発信業務もあります。
次の記事はこちら⇓
コメント